2024年3月22日、国土交通省は1月1日時点の公示地価を発表しました。

全国平均の上昇

全国平均は全用途で前年比プラス2.3％、住宅地が2.0％・商業地が3.1％とそれぞれ上昇し、3年連続で上昇率も拡大しました。
国土交通省は一部の地域を除き、全国的にはコロナ禍前まで戻ったとしています。

福島県内の状況

福島県内の全用途の変動率は3年連続プラスとなっています。
しかし、全用途で変動率がプラスとなっているのは11市町村であり、地域差が拡大しています。

福島県内の商業地は、57地点で上昇、11地点で横ばい、36地点で下落となり、住宅地は127地点で上昇、63地点で横ばい、122地点で下落となりました。

いわき市の状況

いわき市の上昇率

いわき市については、商業地が2.0％上昇する一方、住宅地は昨年の記録的豪雨による浸水被害の影響を受け大幅に下落しています。
商業地に関しては、いわき市内の上昇率トップは平字三町目と平字童子町の5.7％、次いで平字六町目の5.1％とJRいわき駅前の再開発が地価を押し上げる要因になってます。

いわき市の最高価格

いわき市内の商業地の最高価格は平字三町目28の1㎡あたり184,000円(前年比1万円増)。住宅地に関しては、特に大きな浸水被害のあった内郷内町前田は全国最大の下落率マイナス8.7％となり、全体の地価を押し下げています。

いわき市の上昇率トップは

いわき市内上昇率トップは泉もえぎ台一丁目の4.3％、次いで小名浜大原小滝町の2.1％となっており、市内住宅地の最高価格は平字作町三丁目1-16の１㎡当たり81,900円(前年比600円増)となっています。

前回の一言コラム ⇒⇒⇒マンション修繕積立金の増額