こんにちは、PM事業部の佐藤礼夢です。
相続は「まだ先のこと」と思いがちですが、準備をしないまま相続を迎えると、残された家族が財産の把握や分け方に困ったり、思わぬトラブルにつながったりすることもあります。
特に不動産は分割が難しく話し合いが難航する一因にもなります。
大切な資産を円滑に引き継ぐためにも、早めに準備を始めておきましょう。
まずはここから!相続準備チェックリスト
相続の準備で大切なのは、まずご自身の財産や希望を整理し「見える化」することです。
できていること、これから必要なことをチェックしてみましょう。
☐財産と負債を把握する
土地・建物、預貯金、有価証券などの財産と、ローンなどの負債を一覧にして、全体像を把握しておきましょう。
☐所有する不動産の情報を整理する
所在地や名義、ローン残高、賃貸状況、管理会社など、所有する不動産について必要な情報をまとめておきます。
☐誰に何を引き継ぐか考える
賃貸不動産を誰に引き継いでほしいのか、または引き継いでほしくないのか、その他の財産をどう分けたいのか、自分の希望を整理しておきましょう。
☐遺言書の作成を検討する
不動産は分割が難しい財産です。
財産の分け方について希望がある場合は、遺言書の作成が選択肢のひとつです。
☐判断能力の低下に備える
認知症などで判断能力が低下すると、預貯金の管理や不動産に関する契約が難しくなる場合があります。
任意後見制度や家族信託など、財産管理を託す仕組みについて専門家と相談しておきましょう。
☐契約書などの重要書類を整理する
不動産の売買契約書や賃貸借契約書、ローン・保険に関する書類などを整理し、保管場所を家族に伝えておきましょう。
購入時の契約書の保管も忘れずに!
不動産を売却する際、購入時の金額が分からないと、売却額の5%相当額を「取得費」として計算する場合があります。
実際の取得費より低く計算されると、その分売却益が大きくなり、税負担が重くなる可能性も。
購入時の契約書は大切に保管し、家族に引き継ぎましょう。
“争族”を防ぐために家族で話し合っておきましょう
相続トラブルを防ぐには、財産の整理に加え、家族で情報や考えを共有することが大切です。
遺言書などで分け方が定められていなければ、相続人全員で遺産分割協議を行い、合意する必要があります。
特に不動産は公平に分けにくく、誰が引き継ぐか、賃貸経営を続けるか売却するかで意見が分かれることもあります。
また、共有名義では不動産全体の売却に共有者全員の同意が必要となり、将来の活用が難しくなる場合があります。
今のうちに希望を伝え、家族で話し合いましょう。
遺言書には、分け方の理由や家族への想いを伝える「付言事項」も添えられます。
法的な拘束力はありませんが、相続人の理解を得てトラブルを防ぐ一助となります。
相続対策は、家族構成や資産の状況によって必要な準備が異なります。
また、賃貸不動産の承継では、税金や登記、今後の賃貸経営など、検討すべきことが多岐にわたります。
一人で抱え込まず、不動産会社や税理士などの専門家に早めに相談し、ご自身の状況に合った準備を進めておきましょう。
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