近年の気候変動などの影響により世界の気温や海面水温は年々上昇傾向にあり、今後激甚化する自然災害を踏まえ、いわき市は流域治水の取り組みについて関係者の理解・協力を得ながら効果的な水害対策を図るため『流域治水アクションプラン』を策定・公開しました。
対象となるのは、夏井川・鮫川及び藤原川の流域のうち、いわき市内の範囲で、おおむね5年(令和10年度末まで)の取り組み概要を示しています。
主な取り組み目標は「氾濫をできるだけ防ぐための対策」「被害対象を減少させるための対策」「被害の軽減、早期復旧・復興のための対策」のテーマ別に各対策より指標と目標値を設定し、ハード対策による浸水被害の軽減に加え、避難体制の強化等のソフト対策による逃げ遅れゼロ・災害死ゼロを目指しています。
今後の取り組みとしては、「流域治水の認知度向上」「対策による躯体的(定量的)な効果の見える化」「市民、企業・団体等との連携・協働の強化」「自然環境や生物多様性の確保」「令和5年台風第13号の水害に対する対策の追加」について関係者と連携・協働しながら、流域治水の深化に務めるというものです。
行政による対策の一例として、「安全に流す」では河川改修、河道掘削、伐木等工事の実施など、「ためる」では田んぼダムの取組み促進など、「土地のリスク情報の充実」では河川洪水ハザードマップの公表を50河川(市内全体64河川)に引き上げ、「防災力の強化」では防災士の育成や防災意識向上の出前講座を実施しています。
詳しくはいわき市HPに記載されていますので、ご覧下さい。
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