雀のお宿はどこに?
何時もお世話になっております、小島店の渡辺です。主な仕事は看板の取付・取下げなど、毎日軽トラに乗り頑張っております。 最近“雀”の姿を都会を中心とした街で見かける事が少なくなったとテレビのニュースで報じていましたが、確かに少なくなったと実感しています。 いわき市内でも一日中車で走っていると、2匹~3匹位は確認できますが・・・。 顧みると私の少年の頃は、朝は雀の鳴き声に起こされ、夕方は背戸の竹やぶの雀の群集の騒々しい鳴き声で夕暮れに気づき、文字通り「雀色時」を迎えていた記憶があります。 子供心に雀の群集を一網打尽に捕らえる方法はないかと思案の末、カスミ網を竹やぶの入口に仕掛け、裏に廻って追い出しをかければと思ったのですが、入口から飛び出ることなく空に向かって一斉に飛び上がって逃げられてしまいました。 雀を見れば何かと捕獲出来ないかと、あの手この手と実行いたしました。 例えばお米をお酒に漬け、それを雀に食べさせて酔ったところを捕らえる。・・・これも失敗。 雀は食べなかった。 一番成功した捕獲方法は、冬の雪の日に馬の尻の毛で輪を沢山つくり、これを「むしろ」に取り付け、そこに餌(もみ、米)を一杯蒔いて、雀が餌を食べようとする時自ら輪に足や首などを引っ掛けて飛べなくなった状態で捕獲するわけです。 雀が雪の日の空腹をねらってとの事で、成功と同時に後ろめたさを感ずる作戦でした。 雀の事でつらい話をもう一つ。 学生の頃、先輩に連れられて焼き鳥を食べに行った時です。 多分場所は渋谷のガード下の一杯飲屋で、雀の大きさ位の丸焼鳥を煙をあげて焼いていました。 こんなに雀がとれるのかと感心しながら一匹二匹と食べましたが、本当の雀の味を知っている私にとってたよりない味と思われました。 空腹にせがまれ、先輩にもすすめられたので結構食べた記憶がありますが、後でそれは雀ではなく「ひよこ」だと知らされウンザリし、それ以来焼き鳥は食べなくなりました。 雀が少なくなった話から大分逸れましたが、古代から人間には親しみがある鳥であり、私にも雀に関する数々の思い出があります。 雀は、日常生活に馴染んでおり、童話、俳句、和歌、絵画、歌舞伎おどり、ことわざなど多くの登場があり、その雀が居なくなりつつあるという現象は全く気の重い話でした。 原因として考えられる事は、生活様式の変化(進化)で、日本古来の木造住宅の減少、コンクリート・ブロックなどの箱型の増加で、雀の巣づくりする場所が少なくなった事が主なる要因と言われています。 屋根瓦の隙間、軒下等が巣づくり場所だっただけに、コンクリートの箱型では馴染めず、雀は民家から遠く離れてしまった事でしょう。 雀に限らずツバメも今年は少ないようです。 山・野にはメジロ、ヤマガラ、ホオジロ、アオジロウグイス、シジュウカラなど、四季を通して人々を癒してきた小鳥類がいましたが、どんどん減少しています。 雀のお宿はどこにいってしまったのでしょう? 開発が進むにつれ緑が少なく、自然破壊に陥り、鳥類の住む世界が失われかけております。 最近盛んに“エコ”という名で環境重視により緑化対策、地球温暖化防止など世界各国共通問題として取り組んでおりますが、人々も植物も鳥たちも共存共栄できる環境の実現を早期に願いつつ・・・・・・。 |
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何時もお世話になっております、小島店の渡辺です。











